あごが外れるほどうまいだし

株式会社 杉川商店

あごが外れるほど美味い!?

 当社は昭和23年に創業して、醤油やタレを中心に製造・販売しています。鳥取県中部は水がキレイで井戸水もあり、食材は地元の魚、野菜を使っています。「あごだしめんつゆ」は伝統の醤油醸造法と、地元の漁港で獲れたトビウオからとった出汁で作った、めんつゆです。

 山陰地方では、トビウオのことを“あご”と呼んでいて「あごが外れるほど美味しい!ことから、そう呼ばれているそうです。琴浦町はあごが町の魚にもなっていて、かまぼこ屋さんが複数あるくらい有名です。

商品完成までの道のり・・・

 めんつゆの原料であるあごは、地元のかまぼこ屋さんがかまぼこに加工しています。そのうち、身が少し残った骨を仕入れて、あごだしをとっています。骨だけだと、いくら焼いても炙っても、香りが出ないんです。骨で出汁を取ると、いい匂いがしますが風味が足りないんです。その風味を出すのに苦労しました。
 また、ドレッシングは、製法よりも材料にこだわっていて、北栄町産の北条砂丘らっきょうをたっぷり使っています。作り方は独自のノウハウのようなものがあり、それに沿って作っていますが、最終的には、自分達の「勘と経験」に基づくところが大きいです。
 ドレッシングに入れるらっきょうは、当社の酢で漬けたらっきょうの酢漬けを使っています。

材料・製法にもこだわりがありますが、最後は「勘と経験」で作り上げていきます。

こんな食べ方が、おすすめ。

 めんつゆは万能調味料ですが、特にあごの出汁がしっかり味わえる、そうめんやうどんがオススメです。一般的な使い方以外にも、煮物やおでん、お吸い物にも使えます。ぜひ、つゆを味わってほしいと思います。
 また、ドレッシングは、野菜にかける以外に、カルパッチョにもよく合います。

わが子に、安心して食べてもらうために

 「安心安全」「地産地消を第一に地元の食材を使用」がモットーです。モットーだけど時々忘れてしまいます(笑)。うちの子どもたちが小さい頃、保育園か小学生の時に「安心して食べさせられるものを作る」からスタートしました。
 そして、何十年も合成保存料などを使わずに、作り続けてきました。ところが、それだと数が作れなくて注文が多すぎても困りますので、その日が食べていければいいかな、ぐらいの気持ちで続けています。(笑)

「子どもたちに安心して口にしてもらえるものを」と杉川専務

まずは、地域のお客様の笑顔を見てから

 まだまだ認知度が足りないと感じています。県外に出すには、県内購入者の9割くらいの方に「めんつゆは、杉川の商品を使いたい」「らっきょうといえば杉川商店」と言われるようになってからと考えていますが、まだまだ、まだまだです。
 「とりそらたかく」に扱ってもらったことで、当社の商品を使ってくれるファンの人が増えればありがたいです。

会社名 株式会社 杉川商店


所在地 鳥取県東伯郡琴浦町八橋928


担当者 代表取締役社長 杉川 貴英


連絡先 0858-53-0021